ポリウレア塗装が推奨されるケース
- 摩耗や、地盤変化、構造振動などのクラック(ひび割れ)が予想される場合
- 塗膜の密着が期待できない場合、塗布面が劣化している場合
- 長期間のメンテナンスフリーが要求される場合
そして短い工期が要求される場合にはポリウレア塗装がうってつけとなります。
一般的な塗装との違い
一般的な塗装
- 厚さはミクロン単位
- 強度は低く、母材効果により維持されるため自立した部材になり得ない。
母材効果とは、塗布する基材の強度に塗膜が依存することです。
ポリウレア塗装
- 厚さはミリ単位
- 強度は高く、耐衝撃、耐環境も良好であり、自立した部材になり得ます。
どちらが良いのでしょうか
塗布する面が環境に対して十分強い場合は、一般塗装がお勧めです。
ポリウレアでの施工は一般的な塗装と比べると割高です。
また塗料の量もポリウレアはより多く必要となります。
施工例
応用範囲は無限大、ポリウレア塗装の実例をご覧下さい。
腐食穴が開いていても完璧防水
工場屋根
重要な工場内設備や製品に雨水がかかったら大問題です。腐食環境にあったり、すでに痛みがはげしいなどの場合、ポリウレアは大きな安心を生み出します。
最も危険な部位から部分的に工事をしていくことも可能です。各期のご予算等に応じて補修を進めていくという選択肢もあります。
曲面でも完璧防水
マンションエントランス庇
吹き付けが可能であれば、どんな曲面でも完全防水。デザインの自由度に大きく向上します。写真は、マンションのエントランス。素適な屋根の雨漏りがピタリと止まりました。
常にポリウレア樹脂による防水が最適とは限りません。色々な工法をご提案いたしますので、お気軽にお問い合わせください。
クラックがあっても、リフトが走行しても
工場床
地盤が悪くクラックが止まらない工場の床です。左はポリウレア、右はエポキシ塗料です。下にクラックがあるため汚れは見えますが亀裂は入つていません。ホコり、細菌浸入、工場内物質による土壌汚染防止に有効です。リフトが走行してもOK。
当社の独自技術で、ピンホールや施工後の膨れが生じない
工法もあります。また、滑り止め性を付与することも可能です。
錆で穴が開いていても、薬品が含まれていても
ダクト、配管類
腐食して多少穴が開いた状態でも大丈夫です。溶接での修理では、溶接部が脆く腐食しやすくなってしまいますが、ポリウレアなら、まったく問題無しです。
薬品や油に関しては、決して万能ではありません。使用されている物質名を事前にお知らせください。また、こちらにデータがないものに関しては、実環境でのテストが有効ですのでサンプルをお送りいたします
衝撃吸収、傷、ほこり防止などに
製造、搬送治具
新しい発想の治具を作つてみませんか。木型などの簡易型で製作できるので少ない製作数でも、リーズナブルな価格で提供致します。
使用方法や目的をお知らせください。知恵を出し合いながら進めていくのが良い治具製作のカギになります。
耐摩耗性向上に
部品の耐摩耗性向上
やわらかくて丈夫なポリウレアで、点接触を面接触に変え、衝撃を大幅に減らすことで耐摩耗性が向上します。
当然ですが、使用条件によっては従来の表面硬度を上げた方が有効な場合もあります。使用環境も含めてお知らせください。
【動画】ハンマーで叩いてもなんのその. ポリウレアの強度.
【動画】コンクリートをハンマーで粉砕しても、ポリウレアは破れず.